人の体は、口から食道、胃へと続いています。食道と胃の境目には噴門という部分があって、胃の内容物が食道に逆流しないように止める働きをしています。
この噴門が正常に働かなくなると胃酸や消化しかけの食物が食道に逆流して、胸焼けを起こしたり痛みを感じたりします。胃酸が逆流したり、また自分の胃酸で胃が荒れたりするのもこういった場合で、食道炎を引き起こします。
グルタミンは、その治療薬としても使用されています。アスピリンなどの薬を飲とこの症状がおきやすくなるため、アスピリンを飲む前に服用したりもします。
グルタミンは、胃腸管の細胞配列の必須栄養素でもあり、これらを正常に保つ働きをしています。
また、小腸での水分補給も助けて、身体の脱水を防いでいます。不足してくると、小腸からじゅうぶんな水分吸収がされなくなり、結果的に腸の中に大量の水分が残ることで、下痢を引き起こします。
また、水分が吸収されずに体外に出てしまうと、水分の中に溶け出したビタミンやミネラル、また薬なども吸収されずに外に出てしまいます。これらの症状が起きたとき、グルタミンを補給した人としない人とでは、身体の改善に明らかな差が出てくるそうです。
大腸や結腸の働きは、水分の吸収と、消化されたあとの老廃物の取り込みです。大腸はほかの胃腸管と違ってグルタミンをエネルギー源とはしていないのですが、本来のエネルギー源である短鎖脂肪酸が不足して使用できない場合に、その働きを補充します。
病気をして食事ができない場合、また抗生剤を飲むことによって胃腸管の善玉菌を殺してしまった場合にも、グルタミンは活躍します。